
前の記事でここまでできました。多くの場合、ドアはほぼ2次曲面なので上端を止めています。もうやったようなもんです。ちなみに、もし上でなくて横を止めると裏紙がめくれません。
3次曲面の場合はちょっと道具や小技が必要です。また機会があれば記事にします。バンパーコーナーとかフロントフェンダー周りはやばいです。
お客さまに施工をお願いする場合は製品の裏紙に切れ目を入れてお届けします。今回は上辺の5cm幅をカットしました。

このように裏紙だけをカットしてます。これはボデーに当てた状態で見ると、この赤い部分です。↓↓↓

シールは上辺だけ固定されてますので、下側からめくってこの裏紙を取ります。ここでいったん落ち着きましょう。ゆっくりシールを元に戻します。
うちんくで作る車両用のスタシプ細胞シールは再剥離タイプで、強く押さえないとひっつかない糊を使っています。ですので貼って剥がしてまた貼れますのであわてて押さえてはいけないです。
さて、こういったシール貼りで「失敗」というのは大きく3種類あって、「ずれ」「しわ」「あわ」です。「ずれ」については基準線で固定したので大丈夫です。「あわ」もこの糊は非常に追い出しやすい構造のうえ、カット段階でエア抜き加工もしてありますので空気が残ってもある程度は勝手に抜けていきます。
誤解を恐れず申し上げるならば、今回のような大会期間中「だけ」表示する場合は少々のことはいいんじゃないかなっと思っています。泡が残っていてもクルマ走れば見えないですし。日本最高峰のレースで日頃ご支援くださっているスポンサーさんのロゴを載せて僕らのチームカーが走る、そこがかっこいいのです。
さて「しわ」は貼り方の手順を守れば2次曲面では回避しやすいものです。今回の場合はどのように貼れば失敗しないでしょうか。明日へ、続くっ!