年に何回かあるお話(ないかも)

以前にもついったに書いたことがあるんですけど、すべてのお客様や友達にそれぞれ自分自身が持つイメージがあります。まあこれは誰もが持ってると思うんだけどああ、あの人はこんな人だよね、っていうものですね。

ロードバイクのネームステッカーに限らず、お名前を扱うということはご縁にほかならないのでできるだけその方にあった色や文字でうひひ(←重要)と喜んでいただきたいのが本心で、ひとまずお名前ぐぐってみたりするわけです。

うひひ:自分だけのかっこいいものを手に入れて人知れず喜びをかみしめる感情。ぐへへとはまったく異なる。

今や公式大会のリザルトなんかは簡単に検索できますから便利になりましたね。念のためいうときますけどこれはトラック短距離ガチの選手さんなのかブルベの人なのか、美容と健康の人なのか、そしたらこういうデザイソが似合うのではないか、と考えるんですね。

ご注文自体は標準モデルで、となることが多いですがそれとは別に修行として最適解を考えるのはこのお仕事では必須です。

これは年に何回かあるようなないようなお話で、まったく再現性とか法則とかがないので「わいもそれしてくれ」と言われてもできないことなんでそのへんご了承ください。※ただしカネが解決する場合がございます

ご紹介いただいたポストはこちら と こちら

ある日はるか遠く離れた新潟県からおたよりが届きまして、新潟といえばもえまぐろ先生とりゅーじさんそしてKSUのエース上野くんじゃないですか。シールのお引き合いにあたって、ご紹介くださったとのことでした。ありがとうございます。

お仕事で全国いろいろ回ってるので、今回おたよりくださったサイクルワークスFin’sさんはもちろん存じ上げていて、感謝感激なご縁でお仕事は進みました。

ほんでまあFin’sさんはこういうお店なんだなあ、ご担当のののむらさんはこういう機材に乗ってるのかーのようなことが見えてくるんですけど、いや、これはほんとにほぼすべてのお問い合わせにおいてゆるく見さしてもらってるんだけどたとえばああ〇〇大学の学生さんか、ユニホームは青と白(あ、あの?)やなあ、ほんならそうゆうデザイソがいいかなあ、っていうのを常に考えているわけです。

そうすると年に何万回(そんなあるわけはない)のうち時々、最適解が天から降ってきて手が勝手に動いてしまったわてへぺろのようなことがあります。

とはいうものの、初手からこれしかないわ!というものでもなくて、文字と色と線の組み合わせをいじっていると知らん間にたどり着いてしまったってのが実感で、ルービックキューブ回してたらようわからんけど6面揃ったわ?に似ているように思います。

ただしこれをお客さんが気に入るかどうかはまた別の話で「あー、ちょっとぴんときませんわ」でばっさり却下となることもあるのでこれは完全に趣味の世界ですね。

でも、このなんとなくやってたらできてしまったんやけどどうしよう、みたいなものの積み重ねがよいものを生む確率を高めるのも弊社の経験上&観測範囲内では事実です。

お仕事としては毎回こういうのが生み出されるととてもよいのですが、世の中そんなうまくいくわけなくて賭博性が高いのでおなまえステッカーならいまんとここういう組み方がかっこいいぜという標準の文字組みを設定しているんですね。ぜひご利用ください。ただいまは2024モデルを絶賛開発中です。

それで今回は気に入っていただけたとのことでとてもありがたく、リポストのお許しをいただいて、まつわるお話をちょっと書いてみました。
デザイナーの習性のようなものを感じていただければ幸いです。

新潟は岩手国体の帰りに一泊させてもらったですけどいいところでした。また立ち寄った際にはサイクルワークスFin’sさんにぜひおうかがいしたいと思います。このたびはご採用ありがとうございました。

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ホログラムとか金(カネではなくてキン)のお話

この2年ほどでいきなり大人気となった感のあるホログラム and 金ツヤ(ほかメタリック調)フィルムのお話です。

キラキーラ☆

ちょうかっこいいのでプロチームさま&選手の皆さまご指定多数なんですが、通常の白フィルムとの違いをご説明しておきますね。

まず、このキラキラシールの素材は空気を通しません。や、通さない種類のものを使ってます。対策品はあるのですがちょっとまだ手に入りにくいです当社比。

白いフィルムや、ほかのカッティングフィルムは非常にわずかでゆっくりですが空気が通ります。なにをゆうとんやビニールやぞ、と思われるかもしれませんが、そういうものなんですみません。
あと製品にもよるとは思いますが、貼った感じ接着力はちょい弱めに思います。

で、貼るときに少しだけ気をつけておいていただきたいことがあります。

今日の四字熟語 養生大切

接着力が弱めなんだと思っていただいて、よく脱脂してしっかり押さえていただいたうえで当日の洗車などは控えていただけると嬉しいです。通常フィルムにも言えるんですが、おおよそのこういった素材は初期接着力が弱いのは施工性(貼り直し)がよいこともメリットなので、たとえば強力に一発でくっつくと位置がずれたりすると貼りにくいわけですね。24時間ほどでしっかりくっつくものが多いです。

まあ、メタリック系フィルムに限らず、.  とか とかの小さい部品は落ちやすいです。

なのでとくに切文字で小さい部品がある場合は貼ってしばらくこすらないようにお願いします。転写紙をはがすのもゆっくり慎重に。また、切り文字の場合は表面にラミネートがない(プリントシールにはある)のでこすると傷がつきやすいです。

そしてもうひとつめっちゃ大事なことがあります。

アウトガスという謎(解明済み)現象

空気が逃げないので、泡が残るとずっと残ります。そこでアウトガス問題というのがありまして、これをスルーできないのでぜひお伝えしたい。

フレームに貼る場合ですが、フレームって塗装してありますよね。

塗装というのは、いろいろ方法種類はありますが、まあだいたい塗料をシンナーで溶いて塗ってあります。このシンナー(溶剤)というのは徐々に揮発して抜けていくんですが、表面は乾燥していてもまだしばらくわずかに揮発を続けている場合があります。これは何本も塗装したものを見てきましたがぱっと見てもまったくわかりませんでした。数日で抜けきると言う印象なんですけどね。

それで、このフレームから揮発したガスが出ている状態で「空気の逃げないフィルム」を貼ると当然そのガスがフィルムの下に溜まってくるんですね。ぽこぽこに浮いてきてしまいます。これがアウトガス問題です。

引用元:リンテック株式会社さま

塗装フレームだけではなくて、ポリカーボネイトなどプラスチックでも同じことが起こります。むしろ対プラが一般的かもしれないです。くわしくはネット検索してみてください。

なので

まー何事も専門性を深めるともっと違うナニカなのかもわかりませんが、ひとまず仕上がりたてのまっさらのフレームにシールを貼る場合、シール浮いてきちゃった!イコール不良品!ということではないケースもありますのでご留意いただければ幸いです。もちろん弊社製品はこれ実体験ずみなので乾燥済みのフレームでは問題ありません。ユーザーさんにおかれましては、なにかありましたらお知らせくださいね、なんとかしますので。

上手な貼り方について

上手な貼り方についてなんですけど、まずは自動車のフルラッピングや看板屋さんの動画が山ほど公開されてますのでぜひ達人のやり方をご覧ください。この記事を読むより絶対確実です。

ひとまず私の考えるポイントは下地と温度と圧着です。参考にしてね。詳しく知りたい方は自動車の(略

まず下地としては掃除と脱脂です。
ホコリなどありますと表面にぷつっと現れますのでご注意ください。油分がありますとくっつきません。とくにワックスは完全に落としましょう。コーティングは貼れるものと貼れないものがあります。コーティングの施工者さんに確認してくださいね。弊社では判断つかないです。
脱脂剤は弊社ではシリコンオフとアルコールを状態によって使い分けています。パーツクリーナーでもよいですがこれも種類がたくさんありますので下地を侵さないものを使ってください。脱脂できたかどうかは試しにマスキングテープを貼ってみるとわかりやすいです。

小ネタとしては脱脂して拭くときの布はティッシュやウエスは毛羽が残ることが多いです。専用品以外ではマイクロハイバーが使いやすいですね。100均へGOです。

温度については、気温(作業場所の温度)が低いとくっつきにくいです。とくに大きな自動車などは寒いときは冷え冷えになりますので、弊社では仮止めしたうえでヒートガンで温めるなどしています。一般的に、極端に寒いとか暑いとか、そういうときは落ち着いていったんちょっと考えましょう。全ては常識の範囲内にあります。

圧着については、弊社製品の裏面糊の構造には2種類あって、通常糊とエアフリー糊になりますが、いずれも初期接着は弱く、最初に強く押さえなければ貼り直しできます(接着面同士はだめです。くっつきます)。あー。必ず絶対できるわけでないので、貼り直せなかった!というクレームはご勘弁を。位置を決めて貼って、問題なければ中央から端に向けてエア抜きをします。この方法もいろいろあるので詳しくはぐぐってください。何事も技術というのは奥が深いです。私は施工の専門職ではないので知らないことも多々あります。ご容赦ください。

圧着についてもう一つ書きます。エアフリー素材は裏面に空気の逃げる溝があります。空気が逃げるということは、入っても来るということです。圧着しておかないとその部分から浮いてきやすいです。大きな版の場合は上からの雨滴の侵入のおそれもあります。初期接着は弱いですが一昼夜ぐらいで安定しますので、ガレージで養生していただくか、上端をマステでふさいでおくのはよい方法と考えています。とくに最近の車体はカーボソの複雑な3次曲面で構成されていることもあって注意が必要です。しっかり圧着してください。

で、温めるというお話しなんですけど、シールの素材はおおむねビニール+PETです。だいたい60℃ぐらいで柔らかくなり120℃ぐらいで溶けるとお考えください。ご家庭のドライヤーで”あちっ”という手前ぐらいで十分曲面になじむように思います。ちょっとしたシワや折れなども直ります。ただ熱すぎるとフレームや塗装にもよくありませんのでほんまに気をつけてよく見ながら温めてくださいね。

あと自動車はねえ、平面っぽく見えてもゆるい3次曲面になってることが多いので、この場合は引っ張ったり伸ばしたりってのが必要になるかもしれません。以前にバス(バスね、バス)一台まるっと貼ったことありますがまあ大変でした。でもとても勉強になりましたので、バスありがとう!

最後に、弊社で採用しているフィルムは弊社以外でも多様なマーキングに使われ実績があるメーカー品ですので、素材や製法不良ということもまずなくて大変貼りやすいです。ただ、貼るだけなら貼れるんですけど、うまく貼るのはやっぱり上手なやり方というか手順がありますので、楽しいシールライフ(あるんか)のためにも上記3点お役立てください。

あ、特例としてポリカーボネートには貼らないほうがいいです。あと塗装したてのとこも、いずれも内側からガスが蒸発してぽこぽこになるおそれがあります。

ではみなさま、楽しいシールライフ(あるんか)を!!

 

広島トレーニングレースのお話

広島トレーニング・ロード・レース 2020 2nd へお供してきました。

このレースは広島中央森林公園コース12.3kmを13周、159.9kmを全カテゴリ混走で途中足切りなし、お時間の許す限りコンビニ休憩なしでトレーニングできるお得なレースとなっております。開催してくださった広島県車連さま、本当にありがとうございます。大会情報はこちら”広島県自転車競技連盟”

参加の川上選手には、来年の全日本選手権を想定した4時間を超える長丁場でしっかり最後まで走り切る、という指示を与えました。

以下、レースレポートのようなもの

前日に現地入り、HighAmbition2020.jpのジャージで試走して機材のチェック。トレーニングなのでホイールはカーボンでなくアルミをチョイス。

紅葉の美しい広島中央森林公園は夕暮れを迎え、コースの準備は整っている。

これまでのデータから男子エリートは1周を20分前後、女子は25分前後で展開されると予想。全13周およそ4時間半だが、女子はマイナス2周と推定した。よって序盤にはこのペースをオーバーしないこと、レース中も飲んで食べること、疲れても安全に完走すること、そのうえでひとつでも上の順位をリザルトに残すことを目標とした。

10月のしゅうなんクリテリウムで落車してコンディションは十分ではないが、その反省も踏まえ今季最終レースで結果を残すことが必須。

当日、早朝よりコースへ。気温は低いものの天候は快晴。腕も足もカバーをかけたいところではあるが終盤暑くなるのでウインドジャケットで1周目をしのぎ、フィードゾーンで回収することにした。

スタートラインアップに向かう。スタート1分前までマスク着用が義務付けられている。

身につけるのは徳島県の新しい代表ユニホーム。その者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。遠くからでもよく見えるデザインとなっています。

ローリングスタートでレース開始。1周目、前回優勝の川本選手と松山聖陵の平林選手が23分で戻ってくる。

さすがにこれは予定通り見送りとして、川上は25分台をキープ。体が温まったためジャケットを捨てる。

2周目、3周目ともに女子先頭の2名のペースは速く、タイムギャップは2分以上まで開いていく。川上は一人旅になるが、メーターに表示される出力を見ながらペースを崩さない。だいぶん開いたなあと思いながらんーと1分、、20秒!とサバを読んで伝えておく。

5周目、先頭2名のペースが目に見えて落ち、タイムギャップはここで一気に1分を切る。次の周回でわいのゆうたとおり先頭にジョインできる見込みとなり、予想通り6周目は男子を含む5名のグループでホームへ戻って、ここから補給を開始する。

この時点でトップチューブに貼りつけてあったジェルの類はすべてなくなっていて、うまく食べれてもいるようなので一安心。レースも安定している。

全体では松山工業高の村上選手が積極的に展開、スプリント賞を果敢に狙いにゆく。

弊社サポート選手の梅沢幹太選手(松山工業高)も最後まで前で動き、敢闘賞を獲得。

その後、女子はこの3名で周回を重ね、そのうち男子のトップが打鐘を受ける(もちろんこの間には動きがいろいろある)。広島のホームストレートは最終コーナーの上りがブラインドとなっており、最終局面では随行車両がトップグループを護衛するがごとく取り囲みヘッドライトを輝かせながら突如として現れるのが最高にかっこいい。

このホームストレートで最終の補給となる。次の通過はフィニッシュなので補給はない。川上はもう十分と判断したのか、補給は取らずフィニッシュに備えて余ったボトルを捨て最終周に向かう。

捨てられたボトルを回収して、ここでフィードゾーンのお仕事は終わり。クルマに荷物を放り込み施錠してフィニッシュ地点に徒歩で向かう。男子のフィニッシュを歩きながら横目で見届けてさらに歩き、フィニッシュラインの奥でカメラを手に場内アナウンスを聞く。

MCから最後の登坂を3名のままクリアしたとアナウンスがあって、レースもあと5分というところか。

残り500mでも動きなく集団スプリントになる模様。最終コーナーを立ち上がり残り300m、随行車両のヘッドライトとともに川上の青、聖陵の赤いユニホームがチェッカーの向こうに見える。

結果、2秒届かず優勝は松山聖陵高の平林選手。おめでとうございます。川上は2位でチェッカーを受ける。

距離135kmをコンビニなしで走りきった川上をねぎらっていると、マスクにサングラス、肩パットの入った黒いでかいおっさん達 監察してくれていたモトコミセールの皆さまにあっという間に取り囲まれ、まあ普通はこんなお声がけなんてめったに無いことなので感激、ありがとうございます。さすが女王様のお人柄といったところ。

終盤には男子でも足を攣ったり疲れ果てた様子の選手も多々見受けられ厳しいレースではありましたが、全国の頂点さらには国際舞台を狙っていくには少なくても4時間超を足をつくことなく走り切ることは条件となります。目指すなら、見合う努力を欠くことはできません。その意味で、このレースは最高です。

いずれにしても、男子エリートを含む全体で出走68名・完走55名のうち28位はひとまず上出来です。出力計から出されたデータはこれから分析になりますが、貴重な基礎資料となるでしょう。

アテンダントとしては当初に予定していた手順などはほぼうまくいったが、レースを通じていろいろ反省点も見つかり、これらを一つずつ技術的に解決していくことがこのオフの課題となりました。

今季は、川上選手はどこのチームにも所属していなかったためアテンダント・コーチを引き受けましたが来季は実業団チームに所属するためこのレースが最後のお仕事となりました。所属チームのスタッフの皆さまに託して、ご活躍を楽しみに見守る所存です。

弊社の今季レース帯同はもうありません。お仕事モードに入りますので、ご予算潤沢なチームの皆さまからのたくさんのシールご注文、お待ちしています!

おうちで電子計時装置の巻

徳島県自転車競技連盟さまの電子計時システムを制作させていただきました。動画は、フライング検出装置の動作確認です。

カウントダウンは99秒前から任意の秒数で設定が可能。操作盤のボタンで動作スタートさせたあとは0タイミングで 1.ストップウォッチ(SEIKOスポーツプリンタCT-2000)へスタート信号を発信、2. 発走機へロック解除信号を発信、3. 手動計時員のための緑ランプが点灯。0タイミングより早くテープスイッチを踏むと赤ランプが点灯します。

フラッグインジケーターの合図でボタンを押すだけなので簡単にスターター作業が可能です。ピストルを使わないので雷管が不要、雨天の湿気による不発もありません。基本システムは4年前から使用していますが、誤作動は1件もありません。確実に作動します。(誤操作しちゃうことは、ある。スイッチを踏まなかったというのも、ある。)

今後改良したい点は、1. 200mFTTの中間計測(100m)チャンネルの増設、2. チームパーシュート計測(3着入線の前輪)への対応ですね。

大手メーカーさんのシステムには機能面で敵いませんが、徳島県内での運営には必要十分な機能だけを安価で実装する目標は達成できたものと考えています。

将来へ向けてたくさんの大会で使っていただければ幸いです。

川上唯選手へのご声援ありがとうございました

弊社「勝手に選手サポート制度」の川上唯選手がツール・ド・フランス さいたまクリテリウムへ出走いたしました。温かいご声援ほんとうにありがとうございました!

先の国民体育大会女子個人ロードレースで優勝をおさめた #川上唯 選手に #さいたまクリテリウム…

根津 誠さんの投稿 2019年10月27日日曜日

_φ(・_・ チームカー作るやで <仕上げ・エヤ抜き編>

えーとまずお知らせをふたつです。

前の記事でカッターの刃の出し方に少し触れましたが、具体的にはこのぐらいで十分です。※必ず新しい刃先で作業します。(なんならハサミで切ってもかまいません)

車両によっては、貼り付ける場所に↓↓↓このようなセンサーがあります。位置決めのときに確認してシールに印をつけ、貼る前に切り抜いておきます。

ようやく本題ですが余談がときどき混じります。きにしないでください。

スキージという道具を使います。

樹脂の板に傷つき防止のスキージーパッドというフェルトを貼っています。滑りも良くなります。フェルトですが、あのフェルトとは関係ありません。あれはへるとです。

両側に貼ってあるのは厚みの違うパッドを使い分けるためです。ゆるい曲面には厚いスポンジパッドを使います。

うちの車両用紅茶キ/コシールは糊にエア抜きの溝がありいわゆるエアフリー構造といいますが空気を抜きやすくなっています。水素水もネジ3本ぐらい抜けます。

後加工としてはおよそ5cm枚に小さな切れ目を入れておきますので、空気はそこからも抜けます。なのでエア抜きについてはたぶん何の心配もなくて、心配するとしたら引っ張り過ぎによる切れ目からの破れです。貼り直しなどの際はゆっくり引っ張るようにご注意ください。

繰り返しますが、強く引っ張らなければならない状況というのは、しっかりと貼り付いているときに起こります。なので、施工中の早い段階では強く押さえないのです。すべてはラクをするために!

すみませんお待たせしました。エアを抜いていきます。いろんなやり方がありますが、チームの監督さんにシール職人の修行をさせることはできない(監督さんには監督さんの大切なお仕事があります)ので一般的なお話です。

基本は中央から端に向けてスキージを走らせます。

前述のとおりエアは勝手に抜けていったり、残ってもどうってことないので 1.プレスラインをまたぐ(折れ曲がる)箇所・2. 周囲5cmぐらいのはじっこ についてしっかりスキージを押し付けて糊を効かせます。

通常メディアを洗剤水で貼った場合はこの限りでなく、全体にしっかりスキージを効かせて水を抜きます。もともとはがしやすくするために洗剤水を使ってますので、抜いておかないとはがれます(レース中にはがれるとえらいことのような気がします)。

できれば運転前にもう一度、めくれてきてないかご確認ください。安全第一です。

おわり。

本題が短いんでは?というお叱りが聞こえてきそうですが、以上でございます。実はエア抜きや泡残りを解決するためにメディア(糊の種類)の選択やデザイン上の処理(エア抜き用カットなど)をあらかじめしっかりやるというのが前工程のキモなのでして、さくっと施工していただいて勝つための作業に時間をお使いいただきたいと願っております。

なんかこう、ほんまは自分で作業しに御殿場まで行きたいというのが正直な気持ちですが、ひとまず監督さんの手間がかからず困らず車両に掲出できればいいなと思い記事を書きました。

小さな事務所で始めて(いまも同じですが)数年、全国各地からお引き合いをいただけるようになって本当に嬉しいし、のみならず、「あの」一流チームの憧れの選手がビッグレースで使ってくださるのは光栄な限りに思います。

#水素水シール は工場からうちの作業台にきて数時間後には出荷されていきます。少しのサンプルは手元においときますが、後に何かが残ったりするわけではありません。秘密のお仕事もたくさんあります。そもそもシールなんて表に出るものではありません(水素水ですし)。

でも関係メディアさんで時折うちの製品がお写真に写り込んだりするのを拝見するにつけ、いろいろ記録保存してゆくゆくは子供にまとめてどばっと見せてあげたいものだなーと思っています。うへへ。

では、お客さま皆さまの全日本選手権でのご活躍を楽しみにしています!!

_φ(・_・ チームカー作るやで <施工編-2>

それではさくさく貼っていきます。

いま貼っているボデーサイドは正面から見ると外側へふくらんでいます。ミドリの線です。

あっモザイクは気にしないでください。気にしてはいけません。すひぎむです。

それでいま、ここにEM菌シールが上の方だけ裏紙をはがして止められています。次に残った裏紙を全部めくるのですが、その前にご注意です。めくった後、これを↓↓↓このように貼りに行くとNGです。しわ発生不可避となります。

まあできれば二人以上で作業してくださいね。一人でもできますが心細いです。

トルマリソシールを下へひっぱりつつ上から下へボデーに当てていきます。一人で貼るなら少しずつめくりながら追っていくのがいいかもしれません。

裏面エアフリー糊でない通常メディアの場合は薄く洗剤を溶かした水をスプレーして、というのが望ましいです。お時間に余裕があれば100円屋さんでペットボトルに付けられるスプレーヘッドがありますのでご用意くだされば幸いです。水500ccに台所用の洗剤を3〜4滴溶かしてボデーと糊面にかけておくと「あっやば!」というときに剥がしやすくなります。

で、とにかく貼ります。くどいようですが強く押さえてはいけません。

貼れたら余分を切ってしまいます。

未練なくすっぱりと切り落とします。パネルの隙間に浅くカッターの刃を入れてください。ドアエッジぎりぎりを狙う必要はありません。2・3ミリはみ出しても気にしなくて大丈夫です。あとでなんとでもなります。先を急ぎます。

余談です。カッターの刃や接着剤やチェーンオイルなどは効きさえすれば少ない(小さい)ほどよく働く(というかいらんことをしない)ので、どばっといくのはまずいです。お子様がいらっしゃるご家庭は夏休みの宿題工作のときに思い出してくださいませ。

で、この端の処理については切り落とすのほかに裏側へ折り返すというのがあります。きれいに見えますので、ずっと使うチーム所有の車両であれば時間がかかってもそのようにしますが、今回は貸与車両なので省エネです。

さて、それではひとまずドア1枚分がカタチになりました。シールにシワはないはずですが気泡はいくらかあると思います。これを抜きたいのが人情ではありますが放置して次のドアへかかります。何度もいいますが、仕上げをしていてライセンスコントロールに遅れるとかスタート時間に右後ろのドアが貼れていないとかあってはなりません。時間内にスポンサーさんのロゴがきちんと掲出されているというのが最優先です。

ではここでとても大切なお知らせです。前後左右と何枚も貼るときは「小さいものから」「目立たないところから」貼ります。1枚目より2枚目がうまく貼れるからです。例として前ドアを載せていますが、後ろドアのほうが小さいので練習としてこちらを先にするのが吉です。もちろんその前にリアバンパーです。

そしてドア4枚、ボンネット、リアバンパーと全部貼れたら仮止めのマスキングテープを外します。ここまでマステは貼りっぱなしです。最後にまとめてはがすとゴミ集めが1回で済みますので。

そしたら少し離れて車両全体をながめてウンウンとうなずきましょう。イケてる!と感激したら全体をスキージでなでて押さえます。とりあえずこれでスタートできます!

「エア抜き編」へ続くっ!

_φ(・_・ チームカー作るやで <施工編-1>

前の記事でここまでできました。多くの場合、ドアはほぼ2次曲面なので上端を止めています。もうやったようなもんです。ちなみに、もし上でなくて横を止めると裏紙がめくれません。

3次曲面の場合はちょっと道具や小技が必要です。また機会があれば記事にします。バンパーコーナーとかフロントフェンダー周りはやばいです。

お客さまに施工をお願いする場合は製品の裏紙に切れ目を入れてお届けします。今回は上辺の5cm幅をカットしました。

このように裏紙だけをカットしてます。これはボデーに当てた状態で見ると、この赤い部分です。↓↓↓

シールは上辺だけ固定されてますので、下側からめくってこの裏紙を取ります。ここでいったん落ち着きましょう。ゆっくりシールを元に戻します。

うちんくで作る車両用のスタシプ細胞シールは再剥離タイプで、強く押さえないとひっつかない糊を使っています。ですので貼って剥がしてまた貼れますのであわてて押さえてはいけないです。

さて、こういったシール貼りで「失敗」というのは大きく3種類あって、「ずれ」「しわ」「あわ」です。「ずれ」については基準線で固定したので大丈夫です。「あわ」もこの糊は非常に追い出しやすい構造のうえ、カット段階でエア抜き加工もしてありますので空気が残ってもある程度は勝手に抜けていきます。

誤解を恐れず申し上げるならば、今回のような大会期間中「だけ」表示する場合は少々のことはいいんじゃないかなっと思っています。泡が残っていてもクルマ走れば見えないですし。日本最高峰のレースで日頃ご支援くださっているスポンサーさんのロゴを載せて僕らのチームカーが走る、そこがかっこいいのです。

さて「しわ」は貼り方の手順を守れば2次曲面では回避しやすいものです。今回の場合はどのように貼れば失敗しないでしょうか。明日へ、続くっ!

_φ(・_・ チームカー作るやで <準備編>

思いつきで書いたり書かなかったりするブログですこんばんは〜

大きなタピョーカシールをくるまに貼ってチームカーみたいにしたい!と思ったらどうしたら失敗せずにうまくできるでしょうか?

デザインはどのようにしてできあがるのか?シールに盛り込まれたうまく貼るための小技とは?…的なことをだらだらとメモしておきたいと思います。

まず道具ですが、なにはなくともマスキングテープの大と小、ボデーをきれいにするアルコール(飲みません)、フェルト付きのスキージー、小さなカッター、ゴミ袋などご用意ください。

デザインをご依頼いただいた場合にはベース車両の資料を元にできるだけ正確に表示して確認いただきますが、実際の成果品は(デザインによって)余白や合わせ位置のマークなどを追加して出力します。

すひぎむ(なんでもかんでも書いたり言ったりしてはいけない決まり)とゆうものがありますのでどちらのお客さまのお仕事かというのは全日本選手権後でないと明らかにできないのですが、たまたまうちの近所に外車ディーラーがありますので仮に、仮にですが、あるドイツ車の今年モデルに貼るとしますと…

ディーラーさんのカタログに載っている図面を加工してデザインのベースを作りまして、そこへこう、いろいろとロゴとかを載せていきます。

完成したら印刷屋さんで #タピョ岡シール にしてもらいます。このときに出すデータにはたとえばドアのエッジに合わせる印などをあらかじめ追加しておきます。

赤丸のところが謎のマークです

このようなものがお客さまのお手元に届きまして、施工していただきます。ある高貴なお客さまに教えていただいたのですが、主催者さんから車両が貸与されるのはいろいろ始まる直前のことが多く、少ない手間で貼れる仕様のリクエストをいただくなど大変勉強になります。では貼っていきます。

まずボデーにワックスや油分など残っているとはがれやすくなるので、アルコールで拭きます。剤にメチルアルコールが含まれている場合は蒸気を吸わないように気をつけます。

次に基準となる線を決めて細いマスキングテープで表示させます。この車両はドアノブやプレスライン、ドア下端などすべて後ろ上りになっているので水平より少し後ろを上げます。このようなタイプの車両に水平に貼ると後ろ下がりに見えてしまうからです。

前ドア前端と後ドア後端では図面上で58mm前下りになります。ドアハンドル部分(凹んでいる)をかわす高さでぴーーーっと貼ります。二人以上で作業されると見やすいです。

製品はドア幅より広めにできてますので、ひとまずボデーに当てて見てみます。ドアエッジからスポンサーロゴがはみ出さないかなど、図面上で大丈夫でも現車合わせでないと本当のとこはわからないのでしっかりチェックします。

テープで仮止めします。少し離れて確認します。シール上端は基準線のテープ下端に合わせています。いわゆる「突き合わせ」で、重なりません。

間違いなければ太いテープで「シールの幅をはみ出さないよう」しっかり止めます。いったん<続く>っ!